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講演会--五木寛之氏--

 <福岡県高齢者・障害者ワークフェア2008>がアクロス福岡で開催され、特別講演として作家の五木寛之氏がお話をされました。
 お教室のKさんからご案内をいただいていたので、五木寛之氏の大ファンだというSさんと講演会へ。講演会に先立って、高齢者、障害者の雇用支援に関する表彰式、そして、実際に障害者の雇用に関する報告が行われました。
 なかなか馴染みのない分野ですが、地道な活動をとおして障害者のみなさんの雇用が広がっていることを始めて知るよい機会となりました。

 五木寛之氏のお話は<青>春・<朱>夏・<白>秋・<玄>冬から始まり、青春は短いと思えるけれど人生のひと時であり、その先には夏(30代~40代)、秋(50代~60代)、冬(70代~)が巡りくるのだと・・・どの時期も外せないものであり、大切なもの、種々の年代の人々がいて健全な社会が構成されると・・・続く。
 悲しいお顔の仏様は衆生の苦しみを我の苦しみとされているからだという話を紹介され、今の時代は「鬱」の時代へ移っていて、歴史的にみると「躁」の平安時代の後の鎌倉、室町時代に似ているそうだ。
 「鬱」という字の意味には草が茂るという意味もあり、決して暗いイメージばかりでなく、エネルギーを内包している状態。「憂鬱」が表す「鬱」は社会の事象などの自己の外へ向かった<うれい>と、もうひとつは「愁鬱」と書く<うれい>であり、こちらは人間ではどうしもない力へ対するものと話される。
 「鬱」を受け入れて、その時代にあった用意をしなければいけないと。強風の中では腰を屈めて歩くように、準備をして過ごしましょうと。

 ユーモアを交えて、聴衆の心を掴む話の展開は流石です。講演内容も興味深いものでした。

 
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by sumi-moji | 2008-09-05 22:46 | 季節のひとり言