第19回国民文化祭・ふくおか2004(とびうめ国文祭)美術展
毎年、都道府県をまわっている国文祭が今年は福岡で開催されます。
書部門は
10月30日(土)~11月3日(祝)まで
石橋美術館(前・後期)石橋文化会館(後期)
で作品が展示されます。
展示される私の作品です。よこ52.5cm×たて205cmの大きな作品です。
題:納涼 作者:梁簡文帝
斜日晩駸駸 池塘生半陰 避暑高梧側
軽風時入襟 落花還就影 驚蝉乍失林
遊魚吹水沫 神蔡上荷心 翠竹垂秋采
丹棗映疎砧 無労夜遊曲 寄此託微吟
洸悠書
-この漢詩は残暑の頃の夕涼みの時に
目にとまった風景を詠んだものです-
夕日の頃時が速やかに過ぎゆく
池の堤は半ばかげり、青桐の側で涼んでいると
時折涼しい風が襟から入ってくる
驚いて飛び立つ蝉
水面にあわを吹く遊魚
はすの葉の上の亀
秋の彩りある葉をたれる翠竹
赤く熟したなつめ
夜遊の曲を小声でうたう