KOYU筆ペン教室--美しい文字を書くお手伝い--ゆっくり流れるひと時をお楽しみください

hitomoji.exblog.jp
ブログトップ

6月22日(水曜日)

 6月4回目のおけいこ日です。
 そろそろ入梅かと覚悟を決めていますので、一向に雨の降る様子はありません。ニュースでは田植えの水も不足していると流れます。梅雨を飛び越して、夏になってしまうのは困りますのに・・・

b0019759_20591430.jpg

 先日図書館の新着コーナーで、
「木村家伝来 良寛墨宝」(ニ玄社)
見つけましたので、早々に借りて、
夜な夜な眺めておりました。

写真もきれいで見やすく、大きく引き
伸ばされた文字の線も鮮明にわかります。

 そうそう、皆さんにお見せしましょう!と思い立ち、持って行きました。

 おけいこの合間に見ていただいて、

   これなら書けるかも・・・  
      いえいえそんな^^;(私)
   そうよね、これなら書けるわよ
      あらあら(私)
          ・
          ・  <後は笑い声で消えました>
          ・
   これ素敵ネエ、こういう風に書きたい!
      しめしめ^^(私)

 こういう風に書きたいと思うものに出会うのは大切な事。
 変体仮名は<季節の挨拶文>の中と同じような字がでてきます。細長い"之"(し)を見ていただくと、"之"→細長い"之"→"し"になるのがよくわかります。
 また、持って行きましょう。いろいろと見ていただきましょう・・・皆さんは気楽に見ていただいているけれど、私は大切な勉強だと思って喜んでおります。 


 69歳で山を下り、木村家に身を寄せた良寛のことを、愛弟子の貞心尼も「蓮の露」の中に、書き記しています。貞心尼は良寛が64歳の時に弟子になったとされていますが、二人の書簡が最初は仏事のことであったのが、だんだんと恋の書簡になっていくのです・・・先日、「相聞歌」のことを書きましたが、二人の歌も多く残っております。

40歳も違う二人が残した歌の中には次のようなものがあります。
   
   いかにせむ 学びの道も 恋ぐさの
            繁りていまは ふみ見るも憂し (貞心尼)
                      
   いかにせむ 牛に汗すと 思ひしも
            恋の重荷を 今は積みけり   (良寛)               
by sumi-moji | 2005-06-22 21:44 | 筆ペン教室