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3月4日(水曜日)

 3月最初のおけいこ日です。
 雨のぱらつく朝となりました。風もあまり暖かくありません。それでも、沢山着込んで歩くと薄っすらと汗ばむのは春になった証拠です。
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 先週からの宿題!、古稀を迎えらる方へと定年退を職迎えられる方への贈り物に添える言葉。
 古稀なんていやだいやだとおっしゃられているので、<古稀御祝>はやめたいとのこで、いろいろと探してみました。せっかくですので、「古稀」が唐の杜甫の詩<曲江二首>の中に出てくること、そして、その詩の内容をお話しました。

 この人生、七十まで長生きすることは稀なのだから、(ここでまず反論の狼煙が!・・・まあまあ、今はね。その当時はそうだったたはずですものね)
 ここから「古稀」という言葉がとられているのです。
 それでは、その前後は、
 
 朝廷から戻ってくると、毎日春着を質に入れ、
 いつも、曲江のほとりで泥酔して帰る。
 酒代の借金は方々にあり普通のこと。
 この人生、七十まで長生きすることは稀なのだから、
 今のうちにせいぜい楽しんでおきたい。
 花の間を縫って飛びながら蜜を吸うあげはちょうは、奥に見え、
 水面に軽く尾を叩いているとんぼは、ゆるやかに飛んでいる。
 私は自然に言伝したい、
 「私はこの風光の自然とともに徘徊して、その眺めを愛でるから、汝も自分にそむかぬようにしてほしい」と。

 最後の2句の解釈は「お互いにそむかぬよう」というものもあるそうです。
 杜甫がこの詩を作ったのは47歳の時、そして、59歳に病没しているそうです。

 そして、わたしがお元気な古稀の方に選んだのはこの二つの言葉。
 永楽寿福(こちらは文字通り、おめでたいことば)
 年豊人楽(五穀がみのり、人々が楽しむ)こちらなら、あまり年齢を感じさせないで御祝ができそうです。

 また、定年退職の方への言葉は、
 鶴聴碁(つるごをきく―庭に鶴が舞い降りて碁に耳を傾けている風情をいう)のどかな仙境の風情です。一つの大きな節目を迎えられた方へ、「お疲れ様」を気負わずに伝えることができるのではと思います。

 午前のクラスは、いつものように賑やかに。午後のクラスも熱心に練習を終えることができました。
 福岡市書道協会展が3月3日(火)~3月8日(日)まで開催中です。早々に、出かけていただいた皆さんから「あの字がよかったですね!」「あの字が好きです!」「あの額がよかったです!」^^;。普段の実用書道とは違うものに触れて、皆さんがますます腕に磨きが!かけられますように。
 
by sumi-moji | 2009-03-05 11:15 | 筆ペン教室