1月のハガキに使った3文字は
<雪月花>です。
ずい分前から冬になったらこれを使おうと決めておりました。それも、パールの入った顔彩を使って。
<雪月花>は四時(春夏秋冬)の好い眺めのことをいいます。
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せつげつかのときもっともきみをおもう- <雪月花時最憶君>という詩の一節です。
唐の白楽天(白居易)が
-きんししゅのともはみなわれをなげうつ- <琴詩酒友皆抛我>に続けてこの言葉を書いています。
琴詩酒友皆抛我 雪月花時最憶君
もともとの詩から離れても、雪と月と花のそれぞれの色を感じる、なんともロマンティックな言葉です。