うらうらにして照れる春日に雲雀あがり 情(こころ)悲しも独りしおもへば
万葉集の中の「春愁三首」とよばれるものの1つです。"うらうらにして"は"遅々にして"と書きます。漢字を見れば意味は歴然ですが、音の響きがなんとも春のころにぴったりだなあと感じます。
下の句は当時の世相から藤原氏の勢力を嘆いたもので、引用した中国の「詩経」で歌われいるような、春の様子をのどかなに歌ったものではないようですが・・・。
福岡の大宰府市周辺には多くの万葉歌碑があり、春の歌には
春の野に 霧立ちわたり 降る雪と 人の見るまで 梅の花散る
梅の花 散らくはいづく しかすがに この城の山に 雪ふりつゝ
など・など・・・・
明日はその歌碑を見に行く遠足!1年も前から楽しみにしていたこと。(1年も経ってしまって^^;)まずは、太宰府政庁跡にある
日下部鳴鶴が書いた石碑を見に行きます。そして、ぐるっと廻ってきましょう。友人が送ってくれた資料によると28の万葉歌碑・句碑があるそうです。
天気予報は<晴れ>。