新しい季節、本当はまだまだ寒いのに・・・ 3月となりました。
3月の最初のおけいこ日です。
この何週間か、福岡は水曜日に必ず雨が降ります。冷たい雨となりました。("冷たい雨"という歌がありましたね^^)
いつもの<名前>、<表書き>、<四字熟語>のお手本に加え、<3月の葉書き>はこれにいたしました。有~名な(超がつくほど)蘭亭叙の中の一節
「恵風和暢」。春の風がさわやかに吹き、穏やかな様子を表わしています。本当は晩春のころに書かれたとされていますので、もう少し先。今日などは、ずい分と先に思えます。
前にも王義之のお話が何度かでてきたり、中国のお土産だといわれて蘭亭を持って来られたりしましたので、この四字に決めて、書きながら思い出していただこうという訳です。
「和」の旁が"口"ではなくて"日"になっているものなどを本で見て、お勉強していただきましょう・・・
もう一つ、写真に写っている桜川冴子さんの詩集「六月の扉」を紹介いたしました。短歌会の先輩からお借りしていた本なのですが、先日、福岡市の芸術賞を受賞されたのですよね。感性豊かな短歌がいくつも載っております。
でも、今日のお教室で一番盛り上がったのはこの時。
「そうめんの帯をやさしくといてやり
男の人のひるげにしたり」 という先輩が裏表紙に走り書きをした短歌を読んで、
帯をやさしくとく?いえいえ!私なら・・・5把一緒に!・・・男の人はご主人ではないはずだ!・・・などなど。
きっと、先輩はそのころ、くしゃみをしていただろうなぁ^^。