KOYU筆ペン教室--美しい文字を書くお手伝い--ゆっくり流れるひと時をお楽しみください

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短冊に短歌を・・・

 那珂川短歌会の会員の私です^^
 11月にある文化祭に短歌の展示があるそうで、今日は
      今年一番のでき(^^;)の夏の作品を短冊へ書き込みました。

 さて、短冊の書き方は・・・
 今は短冊一杯に文字をのせて、落款を入れている作品をよく見かけます。素敵な作品も沢山ありますものね。
 しかし、本来は、短冊を四等分にして上を四分の一あけます。上の部分には題を書き入れるためです。

b0019759_19274361.jpg 「三つ折り半字がかり」といわれ、書き出しは最初の折り目(四等分なので折り目は3つですものね)に半分だけ字がかかるようにするそうです。それで、「半字がかり」というわけなのです。
 3句目で1回目の墨を継ぎ、2行目は1行目より高くならないように気をつけて、下の句14字を書くとされています。5句で2回目の墨継ぎをして落款(名前)まで一気に書くのです。

 読める字を(読めない字を書いている?)書くようにと言われましたので、せっかくですから本来の位置に文字をのせて、左の短冊にいたしました。あまり崩さないで作品にするのは案外難しいものですが・・・ちょっと名前が小さいかもしれません。(婦人は謙遜して落款を裏へ書いたとされていますので、私も謙遜・・・)短歌には本名を、俳句や漢詩には雅号を書くのが慣例だそうです。

 自分の短歌ではなく古歌を書くときには、上の部分へ作者の名前を入れたり、題を入れない場合はもう少し狭く余白を取ります。そして、最後に 「□□かく」と入れて(入れない時も)雅印を押します。

 いろいろと調べてみると、今は自由に使われている短冊にもきまりがあり、興味深いものです。四分の一までとはいかなくても、やはり上の余白はしっかりと取った方が美しいと思うのですが・・・

 今回は黄色の短冊を使いましたが、黄色は秋の色だそうです。(うん、うん、でも夏のうた・・・)
こちらのサイトで詳しく説明されていますので、ご覧くださいませ。


   跳ね上がり光るイルカのむこうがわ
          納涼船の赤き灯し火 ○○

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by sumi-moji | 2005-10-16 19:58 | ◇書◇の豆知識